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校長メッセージ

令和4年3月5日

第13期生 卒業式 式辞


 紅白の梅も開花し、春の息吹が感じられる今日の良き日に、令和三年度東京都立八王子桑志高等学校第十三回卒業式を挙行するにあたり、ご来賓の方のご臨席と保護者の皆様のご列席を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。
 只今、卒業証書を授与いたしました二百五名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。第十三期生の皆さんの卒業を、教職員並びに在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
 さて、卒業生の皆さんの高校三年間はいかがでしたでしょうか。それぞれの学年での学校生活がすべて異なる学びを経験したのは、皆さんの学年のみです。一年生の時は、平穏な高校生活を送り、学校行事では、体育祭・桑高祭を思う存分楽しみ、歓喜の声を、大声で上げていたことや、部活動等に全力で力を注げていたのではないでしょうか。新型コロナウィルス感染症の影響で、二年生の時は、四月当初に緊急事態宣言が発令され、二か月間の臨時休業を経て、多くの制約の中で、分散登校、時差登校、オンライン教育の活用等、今まで経験したことのない形での学びを経験することになりました。体育祭・桑高祭を始め、多くの行事が中止となり、大変残念な思いに駆られたことと思います。三年生の時は、感染防止対策を徹底した上で、時差登校を継続した学びとなりました。行事では、修学旅行が中止となりましたが、体育祭は九月に延期して学年一種目での実施となり、桑高祭も規模を縮小して二日間実施することができました。部活動等も活動制限はありましたが、活動ができるようになり、高校時代の思い出を作ることができたのではないでしょうか。進路活動では、総合型選抜試験・学校推薦型選抜試験・就職試験に真剣に向き合い、オンラインでの面接試験に臨んだ生徒もおりました。大学入学共通テスト・一般試験では、感染防止対策を徹底した上での受験となり、皆さん大変神経を使ったことと思います。三学期には、各分野での課題研究発表会・卒業制作展が開催され、皆さん一人一人の高校生活の集大成を披露してもらうことができました。
 また、三年生の夏には東京、冬には北京でのオリンピック・パラリンピックが開催され、選手の活躍に一喜一憂するとともに、世界の国々の情勢に関しても考えさせられるものとなったのではないでしょうか。
卒業に当たり、「夢」と「志」について、話をします。
 二学期の終業式で、「本田技研工業株式会社」創始者である本田宗一郎さんのお話をしたことは、覚えていますか。本田さんの著書「やりたいことをやれ」の中に、「まず第一歩を」の章があり、その中の一節を紹介します。「人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことである。躊躇して立ち止まっていては駄目である。なぜなら、そこにどんな障害があろうと、足を踏み込んではじめて知れるからだ。失敗は、その一歩の踏み込みだと思う。前進への足跡だと思う。」と、本田さんは述べています。皆さんは、どう感じましたか。述べられていることは、学校標語の「夢と志をもって」に通ずるものです。
 校歌の歌詞には、「千の夢よきらめけ、千の夢よ羽ばたけ、千の夢よ世界へ、千の夢よ宇宙へ、翔び発て」とあります。この歌詞には、皆さん一人一人の夢の実現に向けて、一歩一歩、自らがそれぞれの道を切り拓いていって欲しいという願いが込められております。
 卒業生の皆さんには、産業高校である本校で学んだ、「ものづくりから流通まで」の知識・技能を活かし、自己の「夢」をふくらませ、「志」をもって何事にもチャレンジしていって欲しいと思います。数年後、皆さん一人一人の知識・技能が、多くの方々に幸せをもたらし、
 皆さん一人一人がそれぞれの道で、活躍することを祈っています。
 コロナ禍で、皆さんの顔はマスクの下ですが、心には笑顔の花を咲かせて欲しいと思います。卒業おめでとう。
 結びに、本日、ご列席いただきました保護者の皆様の今までのご協力に、心から感謝を申し上げ、私の式辞といたします。
 

令和四年三月五日 
 
    東京都立八王子桑志高等学校長 相田 誠一

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令和3年4月7日

第15期生 入学式 式辞

 
 四月に入り、本校の樹木も鮮やかに芽吹いて参りました。
 本日ここに、令和三年度東京都立八王子桑志高等学校第十五回入学式を挙行するにあたり、保護者の皆様のご列席を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可しました二百十三名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは、ただ今より本校生徒の一員となりました。私たち教職員及び在校生一同、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。
 新入生の皆さんは、これから始まる高校生活への期待と不安の中、高校生活の第一歩を踏み出したわけですが、先ほどの呼名の際、緊張しながらも、引き締まった表情で、力強く返事をする皆さんの姿に、八王子桑志高校での生活に対する確かな決意を感じることができました。
 さて、新入生の皆さん、皆さんが本校での生活をスタートするにあたり、本校の学校標語である「夢と志をもって」について、話をさせていただきます。
 昨年度は、新型コロナウィルス感染症の拡大で、世界が未曾有の対応に迫られておりました。現在も、ワクチン接種が始まってきたものの、第4波や変異株の拡大が危惧されており、状況は変わっておりません。新入生の皆さんは、中学校の臨時休業で、学校に通うことができない状況やオンライン学習等への対応、感染防止対策を徹底した上での受検等、予想外の事態に戸惑ってしまったのではないでしょうか。人は先が見通せなくなると、不安になり、進むべき方向を見失うことが多々起きます。このような時こそ、地に足の着いた考えや行動が求められてきます。
 現在、医療機関はもちろんのこと、産業界も様々な対応に迫られており、多くの分野が連携して、互いに助け合いながら経済活動を進めております。本校は、日本初の産業高校です。皆さんには、社会の現状を広い視野で観察し、産業界の各分野が、現在どのような状況になっているかを、日々の情報から考えてもらいたいと思います。
 本校は、「生涯を貫くキャリアをデザインする」「誰にも負けない得意技を身に付ける」「進路第一希望を実現する学力と教養を身に付ける」「世の中の役に立つ人間になる」という四つの柱からなる「千の夢計画」を、教育理念として掲げています。これから学ぶ産業に関する科目を通して、自己の「夢」をふくらませ、「志」をもって何事にもチャレンジしていってほしいと思っています。
 本日入学した皆さん一人ひとりが、三年間の学校生活を通して、専門分野の知識や技能を身に付け、その学びをベースとして、これからの社会で必要となる「新しい価値」を創造し、「夢と志をもって」広く社会で活躍する社会人になることを、私たち教職員は大いに期待しています。
 それでは、二百十三名の皆さんの充実した高校生活と、健やかな成長を祈念し、私の式辞といたします。
 
令和三年四月七日 
 
    東京都立八王子桑志高等学校長 相田 誠一
 
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令和3年3月6日

第12期生 卒業式 式辞

 
 紅白の梅も開花し、春の息吹が感じられる今日の良き日に、令和二年度東京都立八王子桑志高等学校第十二回卒業式を挙行するにあたり、保護者の皆様のご列席を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。
 只今、卒業証書を授与いたしました二百四名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。第十二期生の皆さんの卒業を、教職員並びに在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
さて、今年度は、新型コロナウィルス感染症の拡大により、日本をはじめ、世界の国々が、感染防止対策に追われ、卒業生の皆さんは、四月から二か月間の臨時休業を経て、分散登校、時差登校、オンライン教育の活用等、今まで経験したことのない形での学びを進めてきました。行事では、修学旅行・体育祭・桑高祭が中止となり、大変残念な思いに駆られたのではないでしょうか。総合型選抜試験・就職試験では、オンラインでの面接試験に臨んだ生徒もおりました。大学共通テスト・一般試験でも、感染防止対策を徹底した上での受験となり、皆さん大変神経を使ったことと思います。現在も、医療機関はもちろんのこと、産業界も様々な対応に迫られており、多くの分野が連携して、互いに助け合いながら経済活動を続けております。高校三年間の締めくくりの年に、今まで経験したことのない状況に遭遇し、大変困惑してしまったのではないでしょうか。
卒業に当たり、「夢」と「志」について、話をします。
はじめに、「あなたの夢は何ですか。」と問われたときに、皆さんは何と答えますか。すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。これから多くの経験を重ねていくうちに見つかってくるものであると思います。校歌の歌詞に、「千の夢よきらめけ、千の夢よ羽ばたけ、千の夢よ世界へ、千の夢よ宇宙へ、翔び発て」とあります。この歌詞には、皆さん一人一人の夢の実現に向けて、一歩一歩、自らがそれぞれの道を切り拓いていって欲しいという願いが込められております。コロナ禍は、「挑戦する文化」を作るチャンスであると、ある企業経営者が述べておられました。自らの可能性を、自らが行動を起こすことにより発見し、考え挑戦することによって、自らの能力を高め、成長していくことができると思います。
つぎに、「志」です。一学期の終業式で、渋沢栄一さんの話をしたことは、覚えていますか。「日本の資本主義の父」と知られ、教科書にも取り上げられている実業家で、五百社近くの企業の創立に関わり、皆さんの生活に関わる多くの企業・教育機関・社会公共事業に関係が深い方です。渋沢さんの著書「論語と算盤」は、百年以上も前に出版されたものですが、「先が読めない時に読む本」として、現在でも多くの企業経営者に読み継がれています。この本の「立志と学問」の章に、「大きな志と小さな志とを調和させること」が述べられています。「志」には大立志と小立志があり、大立志は、一生をかけて追い求める目標のことを言い、小立志は、根幹となる志をしっかり立てたら、その枝葉となる小さな志を立て、日々実行できるようにすることを言っています。渋沢さんは、「産業を興してこの国を文明国にすること」を大立志として掲げ、小立志として、「多くの企業・教育機関・社会公共事業を創立し、産業の育成に携わること」により、大立志を実現しました。
述べてきました「夢」と「志」は、学校標語の「夢と志をもって」に通ずるものです。
今は、コロナ禍の中の厳しい時ですが、このような時だからこそ、卒業生の皆さんには、産業高校である本校で学んだ、「ものづくりから流通まで」の知識・技能を活かし、自己の「夢」をふくらませ、「志」をもって何事にもチャレンジしていって欲しいと思います。
結びに、本日、ご列席いただきました保護者の皆様の今までのご協力に、心から感謝を申し上げ、私の式辞といたします。
 
令和三年三月六日 
東京都立八王子桑志高等学校長 相田 誠一


 
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令和2年6月4日

第14期生 入学を祝う会 お祝いの言葉

 一年生の皆さん、東京都立八王子桑志高等学校 第十四期生としてのご入学おめでとうございます。私たち教職員及び在校生一同、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。本校の学校標語は「夢と志をもって」です。これから学ぶ産業に関する科目を通して、自己の「夢」を膨らませ、「志」をもって何事にもチャレンジしていって欲しいと思います。私が発信しました「桑高チャレンジ」も、その一つになります。
 現在、新型コロナウィルス感染症の拡大で、世界が未曾有の対応に迫られております。皆さんも、約3か月間、学校に通うことができない予想外の事態に戸惑ってしまったのではないでしょうか。人は先が見通せなくなると、不安になり、進むべき方向を見失うことが多々起きます。このような時こそ、地に足の着いた考えや行動が求められてきます。
 医療機関はもちろんのこと、産業界も様々な対応を迫られています。産業界は多くの分野が連携して、互いに助け合いながら成り立っています。本校は、日本初の産業高校です。皆さんには、社会の現状を広い視野で観察し、産業界の各分野が、現在どのような状況になっているかを、日々の情報から考えてもらいたいと思います。
 学校は再開しましたが、しばらくは分散登校を行い、学校の「新しい日常」をもとに、「学校の授業」と「家庭での学習」で学んでいくことになります。状況がどのように変化していくかは、現在のところ見通すことができませんが、皆さんには、「夢と志をもって」、学校での取り組みに励んでもらいたいと思います。

令和二年六月四日
東京都立八王子桑志高等学校長 相田 誠一


 
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