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校長メッセージ

平成31年4月9日

第13期生入学式 式辞

 
 4月に入り、本校の樹木も鮮やかに芽吹いて参りました。ただ今、入学を許可しました二百十三名の皆さん、御入学おめでとうございます。第十三期生となる希望に満ちた皆さんの入学を教職員並びに在校生と共に、心から歓迎いたします。
 また、本日は、パートナーシップ協議会 協議委員の皆様をはじめ多くの御来賓の皆様並びに新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り、入学式を挙行できますことは、わたくしども関係者一同、大きな喜びでございます。御臨席を賜りました皆様に改めて御礼申し上げます。
 本校は、平成十九年四月に日本初の産業科高校として開校しました。商業・情報及び工業教育等を融合してつくられた新たなタイプの専門高校であり、地域産業界・大学等との新たな連携を築き、「情報通信技術と活用能力」及び「ものづくりやビジネスの基礎」を総合的に学び、独自の専門性を生かして大学や産業界への進路希望が実現するような、地域社会から信頼される専門高校の設置を願って生まれた学校です。
 これまで、本校の卒業生は、専門性と得意技を身に付けるべく、デザイン・クラフト・システム情報・ビジネス情報の各分野での学習・実習を積み重ね、数々の作品を生み出し、多くの高度な資格を取得してきました。その数々は東京都の専門高校の中で群を抜く成果を誇るとともに、身に付けた専門性を生かして毎年、高い現役進路決定率を残しています。
 部活動においても、全国レベルの活躍があり、それぞれが自分達の目標に向け挑戦してきました。学校行事・委員会活動でも、独創性を発揮し、輝かしい実績や、クオリティーの高いパフォーマンスを展開し、後輩たちに桑志の伝統となる実績を示してきました。
 創立十三年目を迎えた、若い学校ではありますが、四分野各々の専門性と得意技の習得、価値ある多様な資格・検定への挑戦、専門性を見据えた大学への進学等で確実に成果をあげています。新入生の皆さんも、この伝統を継承してほしいと願っています。
 本校は、開校以来、学校標語として「夢と志をもって」、教育理念として、「生涯を貫くキャリアをデザインする」「誰にも負けない得意技を身に付ける」「進路第一希望を実現する学力と教養を身に付ける」「世の中の役に立つ人間になる」という四つの柱からなる「千の夢計画」を掲げています。本日入学した皆さん全員が、本校での学校生活をとおして、世の中の役に立つ人間になり、「夢と志をもって」広く社会で活躍することを、私たち教職員は大いに期待しています。
 そこで、皆さんが本校で学ぶにあたって、三つの大切なことをお話しします。
 一つ目は、夢と志の両方をもってほしいということです。皆さんは、本校での教科及びキャリアデザインの授業等をとおして、自己の適性を発見し、自分の夢をふくらませることでしょう。夢は自己の能力を高める原動力となります。
 ある企業経営者は、「夢は漠然とした個人の願望であり、志は個々人の願望を超えて多くの人々の夢を叶えようとする気概です。」と述べています。夢をベースにして、「人のため、社会のため」に貢献したいという想いまで1段高めたものが「志」となるのではないでしょうか。「志」をもつほど主体的な行動意欲が高まります。皆さんには夢をもつとともに、「志」ももってほしいと思っています。
 二つ目は、確かな学力と誰にも負けない得意技を身に付けるために、日々の授業に真剣かつ主体的に取り組むとともに、十分な家庭学習時間を確保するなど、自己研鑽に励んでほしいということです。
 本校卒業後、産業界の中核として活躍が期待される皆さんにとって、専門教科と普通教科のどちらもバランスよく学習し、幅広い視野で物事を判断する能力を身に付けることが重要であり、本校はそれが可能な学校です。部活動や学校行事等で忙しくても、的確に切り替えを行い、自己研鑽のための時間を確保してください。
 三つ目は、自分に自信をもって成長してほしいということです。皆さんは、中学生のときに自分を見つめ、自分の将来にしっかりと向き合い、本校を志望し、入学者選抜で実力を発揮して見事合格し、今この場所にいます。自分の意思で進路を切り拓いた皆さんこそ、胸を張って自信をもってよい人だと思います。
 また、高校生活の中で、勉強、進路、友人関係等で思い悩み、自信を見失うこともあるでしょう。皆さんの周りには、保護者の方はもちろんのこと、担任の先生をはじめ、副担任及び教科・分野の先生方、部活動の先生、養護の先生、支援員の先生、スクールカウンセラー、経営企画室の職員など、皆さんを導き、支えるたくさんの人がいます。困ったときは、一人で抱え込まずに、遠慮なく相談してください。たくさんの人が皆さんの周りにいることをいつも忘れないでください。
 皆さん一人一人が、「夢と志をもって」、「自己研鑽に励み」、「自信をもって成長する」ことは、即ち八王子桑志高校が永遠に発展・成長していくいしずえを築いていくことでもあります。皆さんの活躍を大いに期待しています。
 最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、改めてお子様の御入学のお慶びを申し上げます。この十五年間、さまざまな御苦労があったかと存じますが、お子様を立派にお育てになったことに対し、心より敬意を表します。
 本日、大切なお子様をお預かりいたしました。私たち教職員は、「千の夢計画」に基づき、教育実践に努めて参ります。全教職員で生徒に寄り添い、一人一人の生徒のもつ可能性を伸ばし、三年間で心身ともにたくましい若者へと成長させて参ります。ぜひ、本校の教育方針を御理解いただき、お子様の成長に向け、一緒に取り組んで行きたいと思いますので、何卒、御支援、御協力を賜りますようお願いいたします。
 それでは、本日入学した二百十三名の新入生の皆さんの充実した高校生活と、健やかな成長を祈念し、私の式辞といたします。
 
平成三十一年 四月 九日
東京都立 八王子桑志高等学校長 髙木 和美
 
〒193-0835 東京都八王子市千人町4-8-1
電話 : 042-663-5970 ファクシミリ : 042-663-5973